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2. 【メンズ特化・早見表つき】自然な縮毛矯正は酸性?アルカリ?表参道の美容師が違いを解説

「縮毛矯正をかけたいけど、最近よく聞く『酸性ストレート』の方が髪に良いの?」
「普通の縮毛矯正(アルカリ)と何が違うの?私の髪にはどっちが合っているんだろう…」

美容室のメニュー選びで、このようなお悩みを持つ方は非常に多いです。
結論から申し上げますと、「絶対に酸性が良い」というわけではなく、お客様の【毛量・クセの種類・髪の太さ・ダメージレベル】によって正解は完全に異なります。

この記事では、毛髪科学の観点から「酸性ストレート」と「従来のアルカリ縮毛矯正」の明確な違いを解説し、あなたの髪質にぴったり合うメニューの選び方をお伝えします。

目次

【早見表】酸性ストレート vs 従来の縮毛矯正(アルカリ)

まずは結論として、それぞれの薬剤がどのような髪質に向いているのか、分かりやすく比較表にまとめました。

チェック項目 酸性ストレート(スピエラ・GMT等) 従来の縮毛矯正(アルカリ・チオ等)
毛量 少ない〜普通(ボリュームを残したい) 多い〜爆発する(ボリュームを削りたい)
クセの種類 波状毛・エイジング毛(大きくうねる) 捻転毛・波状毛(強)(ねじれ・ちぢれ)
髪の太さ 細毛〜普通・軟毛(ダメージ毛含む) 太毛・硬毛・撥水毛(健康で水を弾く)
カラー履歴 白髪染め頻回・ブリーチ毛も対応可 カラー毛は要注意・ブリーチ毛は不可
仕上がりの特徴 ふんわり自然・地毛風・丸みがある しっかり真っ直ぐ・ボリュームダウン

ご自身の髪質はどちらに当てはまりそうでしょうか?
ここからは、なぜこのような違いが生まれるのか、その「理由(メカニズム)」を分かりやすく解説していきます。

1. 【酸性ストレート】に向いている髪質と理由

酸性ストレートの最大の特徴は、「髪の骨格(丸み)を崩さずに、クセの原因だけを優しく切る」ことです。
髪の体力が少ない方や、自然なふんわり感を残したい方に対して圧倒的な強みを発揮します。

向いている人①:毛量が「少ない〜普通」でぺたんこにしたくない人

従来の縮毛矯正のように髪をドロドロに柔らかく(軟化)して潰すことがないため、施術後もトップのボリュームや髪のふんわり感が失われません。
「縮毛矯正をするとカッパみたいにぺたんこになるのが嫌だ」という、毛量が少なめの方(特にメンズやエイジング世代)に最適です。

向いている人②:大きくうねるクセ(波状毛)や加齢によるチリつき

髪の断面が比較的「丸」のまま、大きくS字にうねっているクセであれば、髪を軟化させなくても十分にストレートに再配列できます。
また、加齢やダメージによるチリつき(エイジング毛)を、ツヤツヤの状態に整えるのにも非常に向いています。

向いている人③:髪が細い・柔らかい・ダメージがある人

細い髪や軟毛は、元々内部の密度が低いため、強い薬で無理やりこじ開けなくても酸性の優しい薬剤がスルスルと浸透します。
すでにブリーチやカラー等で体力を失っているダメージ毛のタンパク質をこれ以上壊さないため、安全に施術ができるのも大きなメリットです。

2. 【従来の縮毛矯正(アルカリ)】に向いている髪質と理由

従来の縮毛矯正(チオグリコール酸など)は、「キューティクルをこじ開け、髪を軟化させて骨格から真っ直ぐに作り直す」のが特徴です。
パワーが必要なガンコな髪質には、このプロセスが絶対に欠かせません。

向いている人①:毛量が「多くて爆発する」ボリュームを抑えたい人

髪をアルカリの力で柔らかくしてアイロンでプレスすることで、物理的に髪の体積を「圧縮」できます。
とにかく頭を小さくしたい、毎朝の爆発するボリュームを極限まで抑えたいという方には、アルカリ矯正による「潰し」の力が有効に働きます。

向いている人②:捻れ(ねじれ)や縮れが強いガンコなクセ毛

髪の断面がいびつで捻じれている「捻転毛」は、一度アルカリで髪のタンパク質をドロドロに近い状態(軟化)にしないと、まっすぐな形に成形し直すことができません。
構造そのものを大改造する必要がある強いクセには、アルカリ矯正のパワー必要不可欠です。

向いている人③:髪が太い・硬い・水を弾く健康毛(撥水毛)

キューティクルの層が何重にも分厚く重なり、水を弾くような健康で硬い髪の場合、優しい酸性の薬では内部に侵入することすらできません。
アルカリ剤の力で強固なドア(キューティクル)をしっかりこじ開け、強い還元力でクセの結合を断ち切る必要があります。

【重要】ヘアカラー(白髪染め・ブリーチ)をしている髪との相性の違い

縮毛矯正を検討されている方で「カラーも楽しみたい」という方は非常に多いです。実はここにも大きな違いがあります。

酸性ストレートは「ハイダメージ毛・カラー毛」の救世主

酸性ストレートは髪の体力を削りにくく、キューティクルを無理に開かないため、毎月白髪染めを繰り返しているエイジング毛や、ブリーチ履歴のあるハイダメージ毛でも施術できる可能性が非常に高いです。カラーの色落ちもアルカリに比べて少なく済みます。

従来の縮毛矯正(アルカリ)はブリーチ毛にはほぼNG

アルカリ矯正はパワーが強いため、すでにカラー or ブリーチで体力を失っている髪に施術すると、チリチリのビビリ毛になったり、最悪の場合ゴムのように伸びて千切れてしまいます。ハイダメージ毛には基本的リスクがあり使用できません。

なぜ酸性ストレートは従来の縮毛矯正よりも値段が高いのか?

美容室のメニューを見ると、アルカリ縮毛矯正よりも酸性ストレートの方が料金が高く設定されていることがほとんどです。これには明確な3つの理由があります。

  • 薬剤が非常に高級:
    酸性領域で髪に作用する「スピエラ」や「GMT」といった特殊な還元剤は、従来のアルカリ剤に比べて原価が非常に高価です。
  • 放置時間(施術時間)が長い:
    キューティクルをこじ開けて急激に軟化させるのではなく、髪の等電点付近で優しくじっくりと薬を浸透させていくため、薬剤の放置時間がアルカリよりも長くかかります。
  • 圧倒的な技術力と専門知識が必要:
    酸性ストレートは「アイロンによる水分コントロール」が命です。髪を軟化させない分、どれだけ水分を残して熱を入れるかの見極めが極めて難しく、少しでも間違えるとクセが伸びなかったり傷んだりしてしまいます。この「失敗しないための高度な技術的価値」が料金に反映されています。

まとめ:結局どちらを選べばいいの?

毛髪科学の観点から例えるなら、それぞれの役割は以下のようになります。

  • 酸性ストレートは「素材を活かす外科手術」
    (対象:細毛・軟毛・うねり・ダメージ毛・カラー毛・ボリュームキープ)
  • アルカリ縮毛矯正は「骨格から変える大工工事」
    (対象:太毛・硬毛・ねじれ・健康毛・ボリュームダウン)

ネットの口コミで「酸性ストレートが良い!」と流行っているからといって、太くて硬い捻転毛の方が酸性を選んでしまうと、「全然クセが伸びていない…」という失敗に繋がります。
大切なのは、「あなたの今の髪質と、なりたい理想の仕上がり」をプロの美容師に正確に診断してもらうことです。

【実例紹介】髪質に合わせた最適な薬剤選定!お客様K様のスタイル

ここでご参考までに、事前の髪質診断から最適なストレートメニューを選び、実際に施術されたお客様のスタイルをご紹介させてください。
いつもご来店いただいているK様。今回は快くお顔出しのお写真にもご協力いただきました。

K様の髪質とご希望

  • 髪質: 伸びてくると全体のボリューム感が強くボサボサになりやすい髪質。
  • 波状毛ベースで髪は太め、毛量が多く、サイドや襟足が浮きやすい。
  • ご希望: ぺたんこは嫌で、全体的に前から後ろに自然に流れてほしい。
  • 縮毛矯正というよりかは、扱いやすくボリュームダウン+毛流れにしたい。

とご要望をいただきました。

プロの診断と仕上がり

K様の髪質とダメージ履歴を丁寧に診断した結果、今回は【酸性ストレート 】が最適と判断し、施術を行いました。

  • 施術履歴:ダウンパーマ2〜3回ほどの履歴がサイドと後頭部などに残っている状態。
  • お客様のご希望である、硬毛で毛量も多いが、ボリュームダウンし過ぎないご要望も含めて、扱いやすくなる酸性ストレートを選択.

酸性ストレートであればブリーチやダウンパーマなどの履歴があっても

最低限のダメージで施術が可能です。

大事なアイロンワーク(熱入れ)

薬剤の違いはご説明しましたが、ここからが最も差が出るアイロンワークです。

縮毛矯正はストレートアイロンで毛髪を挟み、熱の力で髪内部の構造を変形させる技術です。

アイロンで内側に丸めれば丸くなるし(デジタルパーマの原理はこれ)外ハネにすれば外ハネスタイルに理論上はなります。

ですが、ストレートアイロン自体のプレートが真っ直ぐの板状で挟んでスルーしていくため、

毛先は物理的に毛先は曲げられても、根元はぺたんこに真っ直ぐになってしまうのです。

今回は幅の小さなアイロンでダメージにならないように少しだけ押し出すように根元を丸め込みながら、

アイロンワークで全体を丸く作っていきます。シルクプレートの

ラディアントアイロンで毛髪への負担を軽くしています。

縮毛矯正のダメージケア最強アイロンのラディアントです。

縮毛矯正のアイロンワーク

完成before&after

縮毛矯正before&after正面
縮毛矯正before&after横顔右
縮毛矯正before&after横顔左

全体的にボリューム感のある扱いやすくした縮毛矯正スタイルの完成です!

パーマでは、髪の癖は取れないので縮毛矯正でパーマのような全体的にCカールやJカール

の毛流れスタイルをご希望の方には、かなりお勧めできるスタイルとなっています。

結果的に4ヶ月ほどいい状態が続き、だいぶ全体的に収まってくれていました。

縮毛矯正before&after前髪掻きあげ風スタイル

かきあげても根元にボリュームがあるのでふわっとそのままキープされます。

普通の縮毛矯正ではすぐに前髪が降りてきてしまうので、根元ボリューム矯正で

フワッとしたスタイルがキープされます。

サロンからのメッセージ

「自分の髪質には酸性とアルカリ、どちらが合うのか分からない…」と悩まれるのは当然のことです。ネット上には様々な情報が溢れていますが、正解は一人ひとりの髪の毛の状態によって完全に異なります。

当サロンでは、事前のカウンセリングと丁寧な髪質診断にしっかりと時間をかけ、あなたの理想のスタイルと現在の髪の体力に合わせた最適な薬剤選定をお約束します。
他店で断られてしまった方や、これまでの縮毛矯正で満足できなかった方も、ぜひ一度ご相談ください。自然で扱いやすい、毎日のスタイリングが楽になるヘアスタイルを一緒に作っていきましょう!

誠に勝手ながら、お客様からのよくあるご質問などを下記に掲載いたしました。

もし他にも気になるご質問や疑問があればSNSのDMなどでお気軽に

お問合せください。

縮毛矯正(酸性・アルカリ)に関するよくある質問(Q&A)

Q. ブリーチをしていますが、酸性ストレートならかけられますか?
酸性ストレートであればかけられる可能性は十分にあります!ただし、ブリーチで髪の体力が完全にゼロになっている場合(濡らすとゴムのように伸びる状態など)は、酸性であってもお断りするケースがございます。まずは一度、髪の状態を見せにご相談ください。

Q. 縮毛矯正をかける頻度の目安はどれくらいですか?
一度しっかりかけた毛先は半永久的にストレートが持続します。そのため、基本的には新しく伸びてきた根元のクセ(リタッチ)を定期的に伸ばしていく形になります。メンズのショート〜ミディアムヘアであれば「3〜4ヶ月に1回」のペースが、常に自然で扱いやすい状態をキープできるおすすめの頻度です。

Q. 施術当日は家でシャンプーしても大丈夫ですか?
施術当日のシャンプーはなるべく控えていただくことをおすすめしています。髪の内部の結合が完全に定着するまでには約24時間〜48時間かかると言われています。特に酸性ストレートは水分コントロールが重要なため、当日は濡らさずにお休みいただき、翌日の夜からシャンプーをお願いいたします。

Q. ヘアカラー(白髪染め)と縮毛矯正は同じ日に同時にできますか?
同時施術は可能ですが、髪への負担を最小限に抑えるため、当サロンでは「リタッチカラー(根元のみ)」との組み合わせを推奨しております。全体カラーをご希望の場合は、縮毛矯正から1〜2週間ほど期間を空けていただくと、色落ちも少なく綺麗な仕上がりになります。


サロン情報・ご予約

GO TODAY SHAIRE SALON 表参道店 所属
フリーランス美容師:古谷野(コヤノ)

  • アクセス:
    東京都渋谷区神宮前4-25-15 エスポワール表参道B1F
    (表参道駅 徒歩10分 / 明治神宮前駅 徒歩10分)
  • 営業時間: 10:00 〜 21:00
  • 定休日: 不定休

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この記事を書いた人

古谷野 智仁
山野美容専門学校卒業

men's preppyなど複数回業界誌への技術解析などで、掲載経験あり。

根元ボリューム縮毛矯正、アイロンパーマ、ダウンパーマ、デジタルパーマなどが得意です。

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